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09日目!サンマロの旧市街 [ブルターニュ-フランス-]

saint_R.jpg
オレとジャンヌはブルターニュ地方の北部を中心に旅をした。
「本日はサンマロの街を紹介してあげようか?」

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フランスにかぶれクロワッサンをむさぼるオレに
ジャンヌはそう言った。

パンクズを吐き出しながら
是非!と叫び返す慌てん坊なオレ。

ジャンヌの家は田舎だ。
その為、車は必須アイテムで一人一台持っている。
ガレージに並ぶのはレノー、日産、ベンツ、ベンツ。
ベンツ_R.jpg
オレは車にまったく興味はないが、さすがに分かる。
内一台のベンツはとんでもないグレードのヤツだ・・・
やはりオレはなんとしてもフランスに骨を埋めねばならない。

今回、紹介されたサンマロとは海辺にある小さな港町だ。
Brittany027.JPG
車で二十分くらいだろうか。
オレ達はサンマロの旧市街へとたどり着いた。

ジャンヌの話では城壁に囲まれたこの旧市街は
昔、海賊どもの城だったらしい。

海の向こうはイギリスである。
支配者_R.jpg
彼ら海賊たちはワンピースのようなロマンチシズムに溺れること無く
「払わないと、ぶっ殺しちゃうよ?」と
イギリス船から通行料を取る強制徴税スタイルを発動。
フランス政府も「ガンガンやったれや!むしろ襲え!」と
後押しをした結果、街は大いに栄えたらしい。

脚注:ノリノリすぎてカナダを発見したりもしたらしい。
Brittany028.JPG
むろん現在はそんな殺伐とした雰囲気はなく
女性にもおすすめしたい可愛らしい雰囲気の城下街だ。
土産物屋で塩キャラメルとか売ってたし。

euro2166.JPG
〈波の強い日はこんな感じらしいです〉

大きな城壁兼堤防に登り
柵もない堤防の上で足をブラブラさせ
屋台で買ったコーヒーと名物のクレープを頬張る。

ポカポカ陽気を感じていると潮風が通り過ぎる。
そして10m下の足下には白い砂浜が広がる。

Brittany040.JPG

するとジャンヌが「そろそろ食事にしよう?」と
カバンの中からサンドイッチを取り出した。

マジかよ!おフランスでピクニックだと!
何度目のフランスバンザイなのか。
インドでは絶対になかったシーンである。
Brittany033.JPG
もう、フランス万歳!

そして大いにサンマロの城下を楽しみ
カフェでおしゃべりをした後
俺たちは夕食を取るため新市街にあるキューバカフェに向かった。

そこはジャンヌの友人たちが集まるカフェ兼クラブらしい。
どうやらジャンヌは友人たちに
オレの大和魂をフランス人に見せつけたいようだ。

オレは車の中、戦いへの英気を養うため
目をつむり深い瞑想を行った。

だがジャンヌは「わおwSleepingかいww」と
オレの無念無想する姿を
運転中にもかかわらず写真で取り始めてしまったのだ。

武士道は難解である。
なかなかその心は理解されないのだ。


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maki

私も去年の8月中旬にサン・マロへ行きました。ブルターニュ地方の最大観光地とあってツアーの日本人観光客もちらほら。。。石造りの立派な城壁には圧倒されましたね。何だが去年が懐かしくて、ついついコメントさせて頂きました。たまにこのブログを拝見させて頂きます!
by maki (2015-09-17 16:09) 

のび太

makiさん

コメントありがとうございます。
サンマロは城壁から見る海が最高だったのを覚えています。
とりあえず最後まで書ききりましたので
お時間のある時にでも読んでいたければ幸いです。
by のび太 (2015-09-20 00:56) 

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